これまで訪れた地の歴史を学ぶ in フランス・モンサンミッシェル
こんにちは。
鈴木実麻です。
『これまで訪れた地の歴史を学ぶ』シリーズも、今回が8記事目になります。
今回は、今年1月の親孝行旅行で母と訪れた思い出の地である”フランス・モンサンミッシェル”の歴史について書きたいと思います。
カトリック教の礼拝堂として建設
モンサンミッシェルの起源は今から約1,300年前の西暦708年、大天使ミカエルが司教(カトリックの職務の位の名称)に「この岩山に聖堂を建てよ」とお告げをし、カトリックの巡礼地であるこの地に礼拝堂が建てられました。
監獄として使われたモンサンミッシェル
月日は流れ、イギリスとフランスの戦争であった百年戦争(14世紀~15世紀)の際には自然の要塞として使われ、18世紀のフランス革命の際には修道士は追い払われて監獄として使われていました。(見る人を魅了するモンサンミッシェルですが、まさか昔は監獄だったなんて驚きました!)
世界文化遺産登録へ
フランス革命後、フランスでは歴史のある美術品や建築物を保護しようという動きがあり、このモンサンミッシェルも増築や修復が行われ、今の姿になりました。その歴史と建築が評価され、1979年には世界文化遺産に登録されました。
世界遺産で繋がる、日本の「宮島」とフランスの「モンサンミッシェル」
日本との友好も深く、2009年にモンサンミッシェルと宮島のある広島県廿日市市の間で観光姉妹提携が結ばれました。
モンサンミッシェルと宮島は、海に浮かぶ世界遺産であること、信仰の聖地として1000年以上の歴史があること、それぞれの国を代表する観光地であることなど、大きな共通点があり、とっても親近感を感じますね。
www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp
私たちが訪れた際には、友好10周年を祝ったポスターも見つけました。
遠く離れた国ではありますが、とっても身近に感じますね。
歴史を知れば知るほど、モンサンミッシェル の魅力を一層感じることができます。
「西洋の驚異」とも言われるほど素晴らしい観光名所なので、是非行ってみてください。