これまで訪れた地の歴史を学ぶ in スペイン・サグラダファミリア
こんにちは。
鈴木実麻です。
今回は、今年1月に親孝行旅行と題して母と訪れた、スペイン・バルセロナを象徴する未完の傑作『サグラダファミリア』の歴史に触れてみました。
サグラダファミリアといえば、建築家アントニ・ガウディが設計した、スペインを代表する巨大な建築物です。
ガウディの作品として有名ですが、実は、元々は別の建築家が設計をするはずでした。
1882年、カトリック団体「サン・ホセ教会」が設立を計画し、建築家フランシスコ・ビリャ―ルが設計を任せれていましたが、彼は意見が合わないことを理由に設計を辞退してしまいました。
そこで翌年新たに設計を任せれることになったのが、当時無名だったガウディだったのです。
ガウディが最初から手掛けたものかと思っていたので、これを聞いて驚きました。
しかし、1926年にガウディが亡くなります。
この時、サグラダファミリアはたったの1/5しか完成していませんでした。
それが理由で建設が一時中断し、また1936年にはスペイン内戦が始まり、しかも内戦の期間に設計図の大半を失ってしまったのです。
その影響で長い間建設が止まっていましたが、1952年にガウディが残した模型を頼りに建設が再開されました。
2005年には、サグラダファミリアのうち「生誕のファサード」と「地下礼拝堂」が『アントニオ・ガウディの作品群』として世界遺産に登録され、ガウディの名がさらに有名になりました。
たくさんの障害を乗り越えて今があることを思うと、とても感慨深いです。
ガウディやその意思を引き継ぐ方々の想いが詰まった作品なんですね。
スペインに行かれる際は、その歴史も感じながら是非行ってみてください♪